普段は通り過ぎてしまうあの町や
車窓から眺めているだけだったあの町
時には長年住んでいるこの町にだって
まだ知らない、思いもよらない発見があるものです
そんな小さな発見をお届けしたい
第7回は清里町より
アイヌ語で「神の湖」の意味をもつ
摩周湖の伏流水でできたと言い伝えられている
「神の子」池
をご紹介いたします。
道東観光でおなじみのルートである
屈斜路湖~川湯温泉~摩周湖の
弟子屈町側から向かったら
かなり大回りが必要となる
ひっそりとした場所にある周囲220mの神の子池。
神の子池の伏流水は12,000トン/日湧き出ており
水がとても澄んでいるため底までくっきりと見え
水深5mを感じさせません。
水中にある倒木が腐らずに沈んでいるのは
年間平均水温8℃というその低さにあるようです。
青い水といえば美瑛町の青い池が身近にあります。
青い池ができたのは、十勝岳の噴火にともない
火山防災事業の一環としてのブロック堰堤設置がきっかけです。
人工的に作られた中で奇跡が起き
幻想的で美しい景観になった青い池に対し、
神の子池は自然に形成されました。
池の底に溜まった白い火山灰が
青さを強調しているようにも見えます。
冬期間は除雪がされないため
そろそろシーズンオフですが、
毎年2月頃にはスノーシューツアーが開催されているようです。
決してアクセスが良いとは言えませんが
裏摩周展望台とセットで
パワースポットに訪れてみるのもいいものですよ