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2022/4/6 その他 IML Track8 いつも何度でも

 

 

風は見えなくても風車は回る

音楽は見えなくても心に響く

J.S.バッハ

 

 

 

 

 

Track8 いつも何度でも

 

宮崎駿監督、スタジオジブリの映画の中でも大ヒット作品である『千と千尋の神隠し』の主題歌です。多くの人の心に残る名曲であり、リリースから20年以上経った今でも老若男女問わず愛されている曲です。2001年7月18日にシングルとしてリリースされ、第43回日本レコード大賞金賞、第25回日本アカデミー賞主題歌賞を受賞しました。

ところで、「いつも何度でも」という名曲が元々はお蔵入りになった映画『煙突描きのリン』のために制作された曲なのはご存知でしたか?映画『もののけ姫』を観た木村弓さんは、宮崎駿監督の作品の曲を作りたいと考えたそうです。そこで、自分の作品を宮崎駿監督に送ると、『煙突描きのリン』という映画の企画があるという返信があったそうです。

その映画の企画を読み、メロディーが浮かんだ木村弓さんは、『いつも何度でも』を作曲し、宮崎駿監督に曲を送りました。残念ながら『煙突描きのリン』はお蔵入りとなってしまったのですが、代わりに映画『千と千尋の神隠し』のエンディングに起用されることになりました。

後に、宮崎駿監督は「いつも何度でも」が、『千と千尋の神隠し』の制作のきっかけになったのかもしれないと言っていたそうです。それほど、この曲には宮崎駿監督の心を打つものがあったと言えるでしょう。

 

今回はナターシャ・グジーさんのバンドゥ-ラによる演奏をご紹介します。

 

 


ウクライナのドニエプロペトロフスク州(現ドニプロペトロウシク州)の村に生まれ、チェルノブイリ原子力発電所から3.5kmのプリピャチへ転居した。1986年4月26日のチェルノブイリ原子力発電所爆発事故によって被曝した後、避難生活で各地を転々としてキエフ市へ移住する。ナターシャの故郷・ヤノフは緑豊かな自然溢れる村だった。事故当時、3日間だけの避難と言われたが二度と戻ることはなかった。現在、村は土に埋められ地図からは消された。
ウクライナの民族楽器バンドゥーラの音色に魅せられ、8歳から音楽学校で学ぶ。チェルノブイリ原発事故で被災した少年少女を中心に結成された民族音楽団「チェルボナ・カリーナ」(チェルノブイリの赤いカリーナの実)のメンバーとして、1996年と1998年に来日し、全国で救援コンサートを行う。2000年からは日本語を学びながら日本での本格的な活動を開始。その透明で美しい水晶の歌声とバンドゥーラの可憐な響きは、多くの聴衆の心を惹きつけている。2005年7月のウクライナ大統領ヴィクトル・ユシチェンコ来日の際には、首相官邸での小泉純一郎首相主催の夕食会に招かれ、演奏を披露。チェルノブイリ救援コンサートのほか、テレビ、ラジオ、音楽教室や学校での国際理解教室など多方面で活躍している。2016年には、音楽を通じた日本とウクライナの相互理解の促進に対する功績が認められ、日本国外務省から外務大臣表彰を受けた。
2022年に発生したロシアのウクライナ侵攻を受けて、収益の一部をウクライナ支援に寄付するチャリティーコンサートを東京を中心に行った。
 
 

 

https://www.youtube.com/watch?v=xQJog0rs7Eg

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呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも何度でも 夢を描こう

かなしみの数を 言い尽くすより
同じくちびるで そっとうたおう

こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される

 

ナターシャさんの澄んだ声と優しい音色に乗って
歌に込められた深い想いがストレートに伝わってきます。

一日も早く平和になることを祈っています。

 

 

 

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