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誠に勝手ながら、弊社では下記日程を
今月のノー残業デーとさせていただきます。
21日(水)
30日(金)
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ご理解のほどよろしくお願いいたします。
-NO.1にならなくてもいい
もともと特別なOnlyone-
♫豆知識のコーナー♪
季節ごとの行事やお祝いの日に食べる特別な料理を「行事食」といいます。
日本には、古くから季節の節目などに旬の食材を使った料理を神様にお供えし、作物の豊作や家族の健康、幸運を願う文化がありました。
また、神社などで行われる催事の後には、「直会(なおらい)」と呼ばれる食事会が実施されます。直会では「神様と同じものを食べることでご加護を得られる」という考えから、神様へのお供え物を参列者同士で分けて食べるのが習わしとなっています。
このように、日本では行事(催事)と食事が強く結びついており、現在も行事食を楽しむ風習が広く残っているのです。
〇8月の行事食は精進料理
8月といえばどんな食べ物、行事、風習を連想しますか?
夏休みや夏の甲子園、お祭りや花火大会など楽しいイベントがたくさんありますね。
8月にはご先祖様をご自宅にお迎えしてご供養する行事、お盆があります。
今月はお盆の行事食について取り上げていきます。
〇お盆って?
お盆の正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。ご先祖様の魂を自宅にお迎えして供養する期間のことで、先祖や近親者の霊が一年に一度自宅に帰ってくる日でもあります。四十九日が明けた故人の霊だけでなく、亡くなってから時が経った先祖も自宅に戻ってくると考えられています。
一般的にお盆シーズンは、8月13日から8月16日の4日間が目安とされていますが、地域によって違いがあります。異なる理由として、明治時代に太陽暦が導入されたことが関係しているとされています。
〇行事食「精進料理」
お盆の行事食の1つが「精進料理」です。「精進」とは仏教で「慎んだ行動で雑念を取り除き、一心に仏道を歩む」という意味を持ち、精進料理は修行僧の食事として知られているそうです。植物性の食材を使用し、動物性の食材を避けた料理で、野菜、海藻、豆腐、きのこなどの植物性の食材を利用します。お盆の精進料理は「二汁五菜」と呼ばれています。
しかし近年では、久々に家族が集まるということもあり、植物性だけでなく肉や魚を含めた料理を準備することが多いそうです。
〇お盆にお供えする定番料理
そうめん 昔は上級品として扱われていたため、そうめんは特別な時期であるお盆に食べるという風習があり、現代にそのまま受け継がれたとされています。そうめんは細くて長いことから「幸せが細く長く続くように」という願いが込められているとされているそうです。
お団子 お盆にお供えする団子には、ご先祖様を迎える際にお供えする「迎え団子」、見送る際にお供えする「送り団子」の2種類があります。迎え団子はご先祖様にお家へ戻ってこられるまでの疲れを癒していただくという意味で、あんこを使った団子やみたらし団子を用意することもあります。また送り団子は、ご先祖様の帰るときのお土産として用意するため、味付けをせずに白い団子をお供えするとされています。
おはぎ 小豆の赤色は邪気を払う色とされており、小豆自体に魔除けの効果があるともいわれています。おはぎと同様、小豆を使用して作られる赤飯もお盆の品として挙げられます。
〇お盆に関連する行事
お中元
お盆とお中元の関りは、江戸時代にまでさかのぼるとされています。江戸時代にはお盆に親戚や知人を訪ねて贈り物を渡す「盆礼」という行事がありました。盆礼の習慣が時代を経て「お中元」に変化していったそうです。
盆踊り
盆踊りは元々、亡くなった方の霊を迎えて慰めるための踊りで、その起源は平安時代にまでさかのぼるといわれています。
打ち上げ花火
今では夏の風物詩となっている打ち上げ花火ですが、もとはお盆の行事から始まったとされています。亡くなって間もない初盆を迎える霊のやすらかな成仏を願い花火の火の粉で「灯りの道しるべ」として行われていたとされています。