平素は格別のご愛顧賜わり、厚くお礼申し上げます。
誠に勝手ながら、弊社では下記日程を
今月のノー残業デーとさせていただきます。
16日(水)
25日(金)
終業時間は17時30分となっております。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
-NO.1にならなくてもいい
もともと特別なOnlyone-
♫豆知識のコーナー♪
季節ごとの行事やお祝いの日に食べる特別な料理を「行事食」といいます。
日本には、古くから季節の節目などに旬の食材を使った料理を神様にお供えし、作物の豊作や家族の健康、幸運を願う文化がありました。
また、神社などで行われる催事の後には、「直会(なおらい)」と呼ばれる食事会が実施されます。直会では「神様と同じものを食べることでご加護を得られる」という考えから、神様へのお供え物を参列者同士で分けて食べるのが習わしとなっています。
このように、日本では行事(催事)と食事が強く結びついており、現在も行事食を楽しむ風習が広く残っているのです。
〇10月の行事食は「かぼちゃ」
10月には仮装を楽しむ一大イベント「ハロウィン」があります。秋のイベントとして人気が高まっているハロウィンですが、
その由来についてどのくらい知っていますか?
今月の記事では「ハロウィン」に関する行事食を取り上げていきます。
〇ハロウィンって?
「ハロウィン」は毎年10月31日の夜に行われるイベントです。キリスト教では、ハロウィンの翌日(11月1日)は「諸聖人の日」という祝日にあたります。ハロウィンは英語で「Halloween」とつづり、これは諸聖人の日(All Hallows’ Day)の前夜(All Hallows’ Evening)が短縮されたものになっているそうです。「諸聖人の日」の前日にあたる10月31日は先祖の霊が戻ってくるとされていて、
先祖の霊を迎えるために焚き火など魔よけの儀式を行っていたそうです。日本で言うと「お盆」です。19世紀(1801~1900年)に入り、移民とともにその風習がアメリカへと伝わり、現在のようなハロウィンへ発展していったとされています。
〇なぜ仮装をするの?
ハロウィンである10月31日は先祖の霊が戻ってくるとされていますが、先祖の霊だけでなく悪魔や魔女、悪霊などもやってくると言われているそうです。そこで、悪霊と同じ格好して「仲間である」と思わせることで自分の身を守りました。これが仮装の始まりだと言われています。その後映画やコミックを通してさまざまな怪物などが出てきたことにより、仮装の種類も多彩になりました。現在では、魔女、ゾンビ、ドラキュラ、ゴースト、狼男、フランケンシュタインなどといった怪物から、映画や漫画、アニメのキャラクターの仮装など広く楽しまれるようになりました。
〇ジャック・オー・ランタンって?
ハロウィンが近づいてくると、人の顔のようにくり抜いたかぼちゃの中にキャンドルを灯した「ジャック・オー・ランタン」をよく見かけます。このジャック・オー・ランタンは、悪魔を怒らせたジャックという男が、死後、行き場をなくして現世をさまよっている姿と伝えられているそうです。そんなジャック・オー・ランタンですが、現在は旅人を迷わせずに道案内をしてくれたり、家の玄関先や窓辺に飾ると魔よけの役割を果たしてくれたり・・・といったポジティブな存在として親しまれるようになっていきました。このジャック・オー・ランタンは、人間の頭蓋骨を真似していることから本来は白いカブで作るものとされていました。しかし、アメリカにハロウィンが浸透してからは、現地で生産されていたかぼちゃを使うようになり、「ハロウィン=かぼちゃ」というイメージが徐々に定着していきました。スコットランドでは現在も「ルタバガ」というカブに似たアブラナ科の野菜を使用してジャック・オー・ランタンを作っているそうです。
〇トリック・オア・トリート!!
ハロウィンが近づくと「トリック・オア・トリート!(Trick or Treat!)」という言葉をよく耳にします。アメリカでは、仮装した子どもたちが街を歩き、「トリック・オア・トリート!(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ!)」と各家庭の玄関先で声をかけてお菓子をおねだりするのがお決まりになっています。大人たちは「ハッピーハロウィン!」と答えて、子どもたちのために用意したお菓子を渡します。この風習には、悪霊にお菓子を渡して家に入ってこられないようにするという意味もあるそうです。日本では子どもたちがお菓子を求めて各家庭を回る風習は定着していませんが、七夕の「ローソク出―せ」に似ているような気もします。
〇日本で独自の進化を遂げるハロウィン
日本のハロウィンは、原宿の有名雑貨店が販促活動の一環として行ったハロウィンの仮装パレードが始まりだとされています。当時はまだ知名度は低かったようですが、その後1997年に「東京ディズニーランド」でハロウィンイベントが開催されました。また、2010年には、SNSの発達により、外国人と一緒にハロウィンを楽しむ動画が拡散されるようになり、注目を浴びました。もともと日本には仮装文化があったようで、現在では、アニメや漫画の楽しみ方としてはもちろん、「いつもと違う自分」を楽しむ大衆文化として幅広く受け入れられるようになりました。ハロウィン期間は、かぼちゃの旬の時期でもあります。旬のかぼちゃを使い、グラタンやかぼちゃ餅など作ってみるのも楽しいかもしれません。家族や友人でハロウィンパーティーなどをしてお菓子を作り交換し合うのも楽しいのではないでしょうか(^^)/