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誠に勝手ながら、弊社では下記日程を
今月のノー残業デーとさせていただきます。
19日(水)
28日(金)
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ご理解のほどよろしくお願いいたします。
-NO.1にならなくてもいい
もともと特別なOnlyone-
♫豆知識のコーナー♪
季節ごとの行事やお祝いの日に食べる特別な料理を「行事食」といいます。
日本には、古くから季節の節目などに旬の食材を使った料理を神様にお供えし、作物の豊作や家族の健康、幸運を願う文化がありました。
また、神社などで行われる催事の後には、「直会(なおらい)」と呼ばれる食事会が実施されます。直会では「神様と同じものを食べることでご加護を得られる」という考えから、神様へのお供え物を参列者同士で分けて食べるのが習わしとなっています。
このように、日本では行事(催事)と食事が強く結びついており、現在も行事食を楽しむ風習が広く残っているのです。
〇2月の行事食は「恵方巻」
2月にはお正月の次に訪れる年中行事「節分」があります。
今月の記事では「鬼は外、福はうち」でお馴染みの「節分」に関する行事食を取り上げていきます。
○節分とは?
節分は、「一年間健康に過ごせるように」という願いを込めて「悪いもの」を追い出す行事とされています。もともと節分は、「季節を分ける」日のことで、立春、立夏・立秋・立冬の各前日を指す言葉とされていました。しかし現在では、立春(2月3日頃)の前日のみを「節分」と呼ぶようになりました。「節分」は必ずしも2月3日とは限りません。「立春の前日」とされているため、立春の日付が変わると節分の日付も変わるようになっています。
○節分ではなにをするの?
節分の定番といえば「豆まき」ではないでしょうか。節分は平安時代に中国から伝わり、当時は「追儺(ついな)」と呼ばれる鬼払いの儀式でした。仏教において鬼は、煩悩や欲望を強く持つ人の心に住み着き、災いの元となる存在と考えられていました。そのため「鬼が住む煩悩や欲望を追い払う」という意味から、節分の豆まきが浸透していったとされています。では、なぜ数ある食材の中から豆が使われるようになったのでしょうか。これには大きく3つの諸説があげられます。
豆は「魔を滅する=マメ」となり。語呂がいいから
五穀(米、麦、アワ、キビ、豆)の中では一番投げつけると痛いから
中国の医書に、「豆は鬼毒を消して痛みを止める」とあるため
もともと日本には、散供(さんぐ)という、穀物をまくことでお祓いやお清めをする考えがあったため、より浸透していったとされているそうです。
豆まきは地域によって大豆を撒くか、落花生を撒くかで違いがあります。
大豆
豆まきには炒った大豆を使います。「炒る」と「射る」をかけて縁起が良いとされていて、生の豆を使うと芽が出る可能性があるため避けられています。お祓いをして邪気を払った大豆は福豆と呼ばれ、この福豆が豆まきに使われています。
落花生
雪の多い地域では、外に豆をまいた時に大豆よりも拾いやすく衛生的な落花生が使われることが多くあります。落花生を撒くのは、北海道、東北地方、新潟県等の寒冷地方と九州の一部(鹿児島県・熊本県・宮崎県等)でも落花生を撒くようです。
動物ヨーチ
動物の形をしたビスケットをカラフルな砂糖でコーティングしたもので、アイシングクッキーのような見た目をしたお菓子です。豆と一緒に撒く家庭や、撒かずにそのまま食べる家庭など様々だそうです。
○節分ならではの食べ物は?
節分の食べ物といえば、豆まきのあとに食べる豆や恵方巻ではないでしょうか。「恵方巻」の起源は諸説ありますが、もともと関西の一部で行われていた風習からきているそうです。その年の「恵方」を向き、無言で食べることでご利益を授かることができるとされています。恵方巻の具材は七福神にちなみ、7種類入れると良いとされています。特に決まりはないため、様々な具材が使われています。定番具材としては、うなぎ(あなご)・かんぴょう・しいたけ・きゅうり・海老・卵焼き・桜でんぶが挙げられます。
○恵方巻以外に何を食べる?
節分の日には恵方巻以外にも、邪気払いと健康祈願を目的としたいろいろな食べ物が食べられています。
いわし
節分には、「焼いたいわしの頭」をヒイラギの枝に刺し、家の入口に飾る風習があります。これは「ヒイラギいわし」と呼ばれ、いわしの匂いとヒイラギのトゲで」鬼を追い払う意味が込められています。
そば
大晦日だけでなく、節分にもそばを食べる地域があります。「そば」は細く長い形状から、長寿や家族の縁が長く続くことを祈る意味が込められています。年越しそばと同様に、立春を迎える節目に食べることで、新しい季節の幸福を願う習慣です。
福茶
福茶とは、福豆・昆布・梅などをいれたお茶のことをいいます。もともとは新年にはじめて汲んだ水で入れるお茶を「福茶」と呼んでいて、福茶を飲むことで一年間健康に過ごせるとされてきました。大豆には「まめに働く」、昆布には「よろこぶ」という意味があり、梅はおめでたい松竹梅のひとつとされています。
節分のいろいろいかがでしたか?2026年は2月3日が節分とされています。
来年の節分にこれらの風習を少しでも思い出していただければ嬉しいです(^^♪